会長ご挨拶

二木会長【エコシステム協議会】が産声を上げたのは、平成11年11月11日。
熱海の某ホテルで設立総会が開かれ、エコシステム協議会の活動はスタートしました。
20世紀から21世紀に向けて、日本にも資源循環型社会の構築が急務だと考えた諸先輩方は、ドイツ、フランス、オランダ等の欧州の環境先進国へ視察に数回出掛けて行きました。新しい世紀を迎える前に、実際に廃棄物の回収現場を見て、現場で働く人々に直接質問をして、多くの情報を得て帰国しました。その視察研修旅行は単なる視察団と言うより、より専門的な現場主義の視察だったと聞いています。その海外視察団が母体となり、その視察に出掛けた先輩たちの熱い思いから誕生したのが【エコシステム協議会】です。設立当初のスローガンが『我が国に於ける最適なリサイクル社会の早期達成』でした。廃棄物の収集運搬・処理・リサイクル等の企業と環境分野のメーカーなどが集まる全国規模の組織である事のメリットを最大限に活かしながら、会員と賛助会員の皆様と一緒に、日本各地でのあらゆる情報を共有しながら、会員企業の皆様が元気になる活動や、各社にとってより有益な活動をして参りたいと思います。
これからも【エコシステム協議会】の起源でもある海外・国内等の視察を通して、世界的に変革の時代へと突入していく環境事情の“今”を学びながら、日本にとって最適なリサイクル社会の実現に向けて活動して参りたいと思います。

エコシステム協議会
会長 二 木 玲 子

協議会の主旨

20世紀の高度成長期に生み出された、大量生産・大量消費・大量廃棄経済システムからの脱却は、私たち人類にとって 最重要課題ですが、一自治体、一企業で解決出来る問題ではありません。
現在、各種法規制の整備や適応体勢も進みつつあり、廃棄物処理・再資源化の分野は、大きな転換期を迎えようとしております。
このような状況下において、廃棄物収集運搬・処理事業・リサイクル・ビルメンテナンス等の関連企業の方々を中心として、環境関連分野の様々な企業の皆様が 有機的に結びつき、廃棄物問題の解決の一翼を担うことを 目的にしております。私たちは、「資源循環型社会」を目指しており、「エコシステム協議会」の理念、設立主旨に対し、ご理解を賜わりますようお願いいたします。

21世紀 資源循環型社会の実現21世紀 資源循環型社会の実現

沿革(エコシステム協議会の歩み)・・・小川 泉(初代会長)

私が、富士重工・アロン化成さん共催で行っていた、欧州環境事情¨強行軍¨視察を営業担当者から聞いたのは、18年ほど前になります。視察の企画段階、1992年第1回気候変動枠組条約締結国際会議が開催され、地球規模で環境問題が提起されていました。何分大企業、担当者は先見の明を持って上司・賛同会社の承認を得るために、入念な根回しを行い、現状打破・危機感を強く持っていた顧客を巻きこみ、「なんとかしなきゃいかん」と情熱の塊となってスタ-トしたと聞いております。行きたい行ってみたいと思っていましたが、なかなか参加でき無い中1996年1月に健康診断で胃がんが見つかり手術。肉体的にも精神的にも生死を彷徨う事になりました。1999年5月29日発の第4回に参加、冥土の土産に病後であり体力が持つかどうか?自信の無い中、12日間もの長き、初めての欧州旅行に出かけました。「欧州環境事情視察」と言う名目でしたが、私にとっては初めての欧州まさに「東方見聞録」となったのです。それがきっかけで60年の人生の1/6以上に於いて良きにつけ、悪きにつけエコシステム協議会を通じ、学んだ事は数知れず、大変刺激の有る数々の出会いの場となりました。

右の写真帳24冊は、第4回富士重工・アロン化成 収集・分別・処理・再成研修旅行の時に、36枚撮りフィルムを沢山持って行き、見る物・聞く物全て珍しく夢中で撮った写真です。行先は、フランス~ドイツ~ベルギィ-~フランスに戻り最後はイタリアまさに「井の中の蛙」(全てのネガをCDに焼き付け保存デジタル化)この経験を持って数年後には、フランスのナントに居る友人を訪ね1人旅が出来様になりました。

10年一昔と申します。☆ 国連変動サミットアジェンダ21?何それ??
日本では、第3回京都議定書が記憶にあると思いますが、「隔世の感」の現世・・・2011年今、寒流・暖流の異常に伴う異常気象を、世界の日本のニュ-スで多々目の当りにする事態に加え、3月11日の天災、東北地方を襲った地震と津波・福島の原発事故は更に困難と試練を与え日本再生の機会となるのでしょうか?
☆ エコアンバラ-ジュ?何それ?? フランスの容器包装リサイクルシステム、我が国のペットボトルは経済優先、こぞって中国へ輸出され、ユニクロとなりアパレル業界アジアを席捲中。容リ法は崩壊?ペットボトルに限らず、古布からエタノ-ル生成(見たことないので信じられませんネ)、見直される家電製品、都市鉱山として精錬し回収する技術は中国で注目。家庭の生ゴミもバイオガスに、全ての物がリサイクル・リユ-スされる時代となり、我々の一般廃棄物業界でもリサイクルショップに流れる有価物、更に地方では空き地で、無料で捨てられる粗大ごみ。物余りの中、不要品の争奪戦が始まっているように感じるのは私だけでしょうか?
☆「夢が無い・希望が無い」
左は、3月の2日~5日台湾の物流事情研修会の時のCTWの会長です。エコの視察以外でも、興味あれば自身で見聞が癖になってしまいました。いちいち、事細かく説明する必要は今無い便利な世の中になりました。台湾CTW.Logistics.Corporation HPでみて下さい。
 会長曰く「若いころに日本に留学、日本語を一生懸命勉強して日本の良いシステムを学び、日本に追いつけと思い事業を展開してきました。(台湾でも一流の物流業を営んでいる)これからは、中国です。今までのノウハウを、中国で展開していきます」『この言葉、私は即座に理解出来ました。何故なら言葉の問題は無い、日本人、日本の企業では絶対に出来ない、台湾の企業が中国に進出し成功出来ない訳がないと、直感』

皆様、これからも国内、国外問わず美味しい物を求め、見て歩こうではありませんか!10年を超え継続されているのは、ひとえに理事各位の情熱・事務局、会員の皆様のご理解とご協力のおかげと改めて感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い致します。

活動内容

●会員同士の情報交換会開催(年2回以上)
●インターネット等を活用した情報交流活動
●欧米環境先進国などへの研修視察
●その他情報交換等を目的とした活動

組織・役員

組織図

役員

会 長 二木 玲子 大谷清運株式会社 代表取締役社長 正会員
副会長 山本 敏裕 山本清掃株式会社 代表取締役 正会員
理 事

今津 昭

トーエイ株式会社 代表取締役会長 正会員
監 事

矢部 要

丸順商事有限会社 代表取締役 正会員
顧 問

小川 泉

株式会社小川工営 代表取締役 正会員

事務局

事務局 大谷清運株式会社 文京支社内
住 所 〒113-0033 東京都文京区本郷1-33-4 ヘミニスⅠ 7階
TEL 03-3868-8933
FAX 03-3868-8931